わくわくプロジェクト(政策)

2025年4月から、杵築市の新たな10か年計画「第3次杵築市総合計画」が始動しました。
『みんなで創り好きになる 健幸都市きつき』の実現に向け、未来への「種まき」となる『わくわくプロジェクト』を前進させます。

  1. 1 JR杵築駅の周辺整備

    JR杵築駅が、もっと便利で楽しい「まちの中心」に生まれ変わります。日々の暮らしを豊かにする機能と、快適な移動を支える交通ネットワークを一体的に整備し、誰もが暮らしやすい、未来志向のまちづくりを駅前から推進します。

    駅周辺は、市の計画で暮らしの中心となる「居住誘導区域」です。ここに商業施設やカフェ、子育て支援機能といった生活利便施設を集積させるとともに、バスやタクシー網を再編・連携させる「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」を推進。交通の「ハブ拠点」として、大分空港やハーモニーランドともスムーズに繋がり、市民も観光客も快適に移動できる環境を整えます。

    民間活力の導入による施設誘致や、周辺の遊休農地の活用も推進。デジタル技術(DX)も活用し、国東半島の玄関口にふさわしい、活気ある賑わいと高い利便性を兼ね備えた新しい駅前を実現します。

  2. 2 「移動の自由」をすべての人に

    誰もが、行きたい場所へ、行きたい時に自由に移動できる。杵築市は、年齢や交通手段にかかわらず、すべての市民の「移動の自由」を確保し、豊かな市民生活を支えることを、市政の重要な柱と考えています。

    その実現に向け、スマートフォンなどから手軽に予約でき、AIが最適なルートで配車する「AIオンデマンド交通」などの新技術の活用を推進します。また、月々の経済的負担を抑える「定額乗り放題(サブスクリプション)」の導入を検討し、これまで以上に便利で使いやすい交通サービスを目指します。

    同時に、地域にある資源も最大限に活かします。スクールバスや通院支援、福祉送迎といった既存の移動サービスと効果的に連携させ、より多くの人が利用できる仕組みを構築。地域の交通を支える運転手の確保・育成にも力を入れ、地域全体で支え合う、持続可能な交通ネットワークを市民の皆さんと共に創ります。

  3. 3 歴史を守り未来の観光をつくる

    杵築城跡(国指定史跡)を中心に広がる城下町。国が「後世に継承すべきまち」と認めたこの歴史的空間の魅力を未来へ輝かせるため、観光のあり方を大きく進化させます。

    これまでの「見て歩く」観光から、深く「体験し、滞在する」観光へ。古民家や空き家を改装した宿泊施設を整備し、食や文化に触れる質の高い体験商品を充実させ、多様化する旅行ニーズに応え、一人ひとりの満足度を高めていきます。

    また、旅の楽しみを広げるため、「るるパーク」や「風の郷」「横岳」などの市内の優れた観光地や、人気の別府・湯布院と連携した「広域周遊観光」も推進。その魅力を国内外に力強く発信し、世界から選ばれる観光地を目指すことで、まち全体の賑わいを創出します。